「住みたい田舎」長野県飯山市での暮らし
公開日:2023年11月22日
近年、長野県飯山市も移住者人気が爆上がり中となっています。
移住者数は「飯山市ふるさと回帰支援センター」を窓口とした方で累計1,000人以上!
なぜ飯山市が注目されているのか?
住んだらどんな生活が待っているの?
そんな飯山市の魅力についてご紹介します。
是非参考にしてみてください!
飯山市とは?
人口約2万人、長野県のもっとも北に位置する飯山市。
2015年には北陸新幹線・長野~金沢間の開通で「飯山駅」が完成し、
全国各地からのアクセスがぐっと便利になりました。
宝島社発行の『田舎暮らしの本』では
2023年版 第11回 住みたい田舎ベストランキング:
全国の「人口1万人以上2万人未満のまち」カテゴリーにおいて、
総合部門 2位
若者世代・単身者部門 3位
子育て世代部門 3位
シニア世代部門 2位
にランクイン。
観光だけでなく、移住先としても大人気となっています。
「田舎」と言われる飯山ですが、飯山赤十字病院があったり、市立小学校7校・市立中学校2校・県立高校1校と、医療機関や教育機関は充実。
スーパーも至る所にあるので、車があれば生活する事にあまり不便はありません。
まわりに農家が多いので野菜を貰う事も多く、人によって野菜は買わなくても良い方もいるようです。
飯山市の魅力
平成27年に新幹線が開通した事に比例して、移住者もどんどん増えている飯山市。
今では「飯山市ふるさと回帰支援センター」を通して累計1,177人もの方が飯山に移住しています。
なんと2022年度だけで95人も!
そして、移住者の方の傾向は30代~40代の働き世代が多いそうです。
新幹線で飯山駅から東京駅まで1時間41分と近くなったことや、リモートワークが増えた事も移住人気に繋がっていったのではないでしょうか。
ちなみに、金沢までは新幹線利用で1時間15分と本当に便利になりました。
※長野駅まではなんと11分で着いてしまいます。
また、飯山はトレッキングにスキーまで、様々なアウトドアを楽しむ事が出来る、自然に囲まれた地域である事も魅力の一つです。
その中でも、日本有数の豪雪地帯・飯山で「アウトドア」と言えば、やはりスノースポーツ!
「斑尾高原スキー場」「戸狩温泉スキー場」があり、雪質も最高。
天気によっては遠く日本海まで見渡せたり、雲海に出会えたりと、自然を満喫する事ができます。
世界的にも人気で、外国人の方もたくさん訪れています。
他にもかまくら祭りが行われたりと、雪にまつわるイベントがたくさん!
そして飯山は冬だけではありません。
春は菜の花公園で一面に広がる菜の花と、飯山城址公園の桜まつり
夏はいいやま灯篭まつり、花火大会など、季節ごとの行事が盛りだくさん。
どの季節に訪れても楽しむ事が出来る様になっています。
また飯山市では観光客だけではなく、近隣地域からもわざわざ訪れる程人気の、道の駅「花の駅千曲川」があります。
こちらは2022年10月にリニューアルオープンし、更に人気となっている様です。
人気の地元野菜やお土産品が揃い、時期になると長野県民のソウルフード「根曲がり竹」も販売されています。
2023年秋にはアクティビティ拠点施設も出来るとの事で、更に注目度も上がるのではないでしょうか。
そして飯山市は地域の共同作業が多く、都会では感じる事が出来なくなったご近所付き合いがたくさん。
野菜のおすそ分けやお祭りの準備、除雪や防災での助け合いなど、飯山市に住むことで「人とのふれあい」を楽しむ事が出来ます。
中でも「道祖神祭り」は90以上もの集落で行われている冬の伝統行事。
1つのお祭りがこんなに多くの集落で行われているのは、飯山市のほかにはないそうです。
まさにご近所付き合いの賜物ですね。
人と人とのつながりを大事にしている所も魅力的です。
飯山市の坪単価
2023年1月時点での飯山市の坪単価は約7万円となっています。
飯山駅近くのエリアでも9万円なので長野市や中野市に比べるとかなりお安くなっています。
長野市で50坪の土地を購入しようとすると1,000万円を超える事がほとんどですが、飯山市なら450万円。
500万円近くお金が浮く計算です。
その分家のグレードを上げられると考えればかなりお得ですね。
飯山市は雪が多いので各家庭に除雪機を備えておく方もたくさんいますが、高いものでも50万円程なので浮いたお金を考えれば余裕で準備が出来そうです。
飯山市の支援制度
飯山市にも支援制度がたくさんあります!
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~住まい~
■飯山市新幹線通勤補助金
定期券代金から、会社から支給される通勤手当を差し引いた額の2分の1以内を補助
※一ヶ月あたり15,000円が上限額とし、最長2年
市内に住所を有する40歳未満の方で、北陸新幹線飯山駅を利用して通勤する方の通勤定期券代金に対し、予算の範囲内において補助金を交付
■いいやま住まいる家族支援事業(新築、増築、中古住宅購入補助金)
①基本額:住宅を新築、増築、若しくは中古住宅の取得に係る経費が500万円以上のものに対し30万円
②三世代加算額:三世代で同居しており、かつ「若者夫婦」又は「子育て世帯」の場合40万円
③市内施工業者加算額:市内業者に発注した場合10万円
親等と同居もしくは近居するための住宅を新築または増築する方に補助金を支給
※条件有
■飯山市移住支援住宅建設促進事業(新築・中古住宅購入・改修補助金)
①新築時最大150万円
②中古住宅購入時最大80万円
③Uターン既存住宅改修時最大20万円
UIJターンにより、市内に住宅を建設、中古住宅を購入または既存住宅を改修する方に一部費用を補助します。
※条件あり
~結婚~
■飯山市結婚新生活支援事業
①夫婦ともに29歳以下の世帯:上限60万円
②それ以外:上限30万円
新婚世帯の新居に係る費用、引っ越し費用の一部を助成(所得制限あり)
~妊娠・出産・乳児・幼児~
■マタニティ応援ギフト
妊婦一人あたり現金5万円を支給
令和4年4月1日以降に妊娠届出をされ、医療機関で妊娠判定を受けた方
■子育て応援ギフト
子ども一人あたり現金5万円を支給
令和4年4月1日以降に出生した子どもを養育する方(原則乳児と同居する母または父)
■産後ママヘルプサービス
単体児:40時間/月 (出産退院後1年間につき)
多胎児:100時間/月(出産退院後1年6ヶ月間)
授乳、おむつ交換、沐浴介助等、家庭内での育児のお手伝い、育児に付随する家庭内での必要な支援をします。
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他にも保護者の負担軽減を図るため、第3子以降の保育料については全員無料。
更に、3歳以上児の給食の副食費(おかずやおやつ、牛乳等)の無償化がスタートしています。
この副食費の無償化は長野県内19市の中では唯一の試みとなっています。
飯山市子育て世代包括支援センター「あいえーる」も存在し、
妊娠、出産、子育てを切れ目なくサポートするワンストップ窓口を
飯山市役所1階の保健福祉課 健康増進係内
に設けている所も嬉しいですね。
子供向けの学習としては
小学校では授業でクロスカントリースキーやアルペンスキー教室を実施。
アルペンスキーはスキー場で行う飯山らしさが全開の教育です。
※中学ではスノーボードも選択可能
「ICT教育」にも力を入れており、全学校にはタブレットが設置。
国際化社会にも対応できる授業体制も取り入れており、
飯山らしさを残しつつ最新の教育にも触れられる所がとても魅力的です。
飯山市の支援制度他にもたくさん。HPで確認してみましょう!
まとめ
飯山は四季をはっきり感じる事が出来る大変魅力的な田舎です。
ただし、田舎ならではの住みにくさも当然あるので
「自分たちはどんな生活がしたいのか?」
「利便性と自然どちらを重視するのか?」
「子供にはどんな生活をさせてあげたいか?」
など、しっかり考えて話し合いをしてみて下さい。
今は断熱性能が高いものや全館空調等、お家の性能でどこに住んでも快適に過ごすことが出来る様になってきています。
とはいえ、日本有数の豪雪地帯と言われる飯山に住むのには
「やっぱり雪が不安」
という方もいると思います。
ですが、飯山は豪雪地帯ゆえに、雪が降ると道路の除雪はかなりしっかりされています。
中途半端に雪が降る他のエリアより綺麗に除雪されているので逆に安心!という方も。
飯山市では移住定住支援サイトや、YouTube・TwitterやInstagramのあらゆるSNSを活用して飯山市の魅力をご紹介しています。
「いいやまぐらし」が気になってきた、という方は、移住を希望する方の個別移住相談が可能です。
農的な田舎暮らし、雪国の冬の暮らしのことなど、電話やメール、移住相談専用フォームから、お気軽にお問い合わせ出来る様になっているので是非ご活用ください!