長野市で家・土地探し、どの順番が理想?
公開日:2024年01月23日
家を建てる時は初めての経験ばかり、という方が多いですよね。
色々話を聞いてみても本当にそれでいいのかな?なんて思う事も。
では家を建てる時はどの順番で進めていくのが理想的なのでしょうか?
今回は
建物から探した場合
土地探しから始めた場合
資金計画から始めた場合
3パターンをご紹介します。
是非家を建てる際の参考にしてみて下さい。
建物から探した場合
家といえば「建物」!
恐らくここからから始める方がほとんどではないでしょうか?
わかりやすく言えば
「家が欲しいな」と思った時に
「住宅展示場」に最初に行くパターンです。
住宅展示場に行くと立派なお家がたくさん並んでいて理想が膨らみますよね。
週末はイベントも開催していることも多く、プレゼントや子どもが遊べる空間もあり、足を運ぶ場所としてとても魅力的です。
自分たちの「家が欲しい!」という気持ちをMAXに高めてくれるのが住宅展示場の魅力です。
住宅展示場にある家は各社がそれぞれの魅力を最大限に引き出すために、
様々な設備(オプション)や最高グレードの仕様(オプション)が満載になっています。
そして、そんなキラキラした住宅展示場にいる営業の方からは
「このぐらい収入があればローンは通りますよ!」
の後押しの一言。
魅力的な空間で後押しの言葉があると、冷静な判断が出来ずに気が付いたら結構な金額で契約をしていたなんて事も。
予想とは程遠い価格でも
「今は建築費用も高くなっているのでこのぐらいの金額は必要ですよ」
「でもこの金額ならローンは返していける計算ですね」
「一生に一度の買物だから後悔しないようにしましょう」
そんな言葉やその場の雰囲気で納得してしまうかもしれません。
しかし、家づくりには建物の建築費用だけではなく、それ以外にもお金がかかります。
そうなると、建物はどんなに豪華でも庭や駐車場には費用をまわすことが出来ず、
「駐車場は砂利のまま、隙間から雑草も生えていて見た目が悪い」
なんてお家が出来上がってしまうかもしれません。
外構は後でもいいかな、なんて思ったものの
収入から計算した額で借入してしまった住宅ローンの支払がきつすぎて元々の生活レベルから更に質を落とさなければ返済していけず、
「そもそも外構工事に必要な費用もいつまでも捻出できない」なんて事が起きてしまうかもしれません。
展示場にいる営業の方はその後の生活がどうなるかまでは面倒を見てくれません。
そして夢のある場所で自分たちだけが現実的な金銭感覚を維持するのは意外と難しいのです。
土地探しから始めた場合
このエリアに住みたい!と思って土地から探す人。
もしかしたらあまり多くないかもしれません。
気になる土地を見つけて、不動産屋さんに行くとその土地情報を色々と教えてくれます。
そして「ここがいい!」と思ったら、そこからは早い者勝ちの戦いが始まります。
とにかくその土地をおさえておかないと他の誰かに取られてしまうかもしれません。
しかし、問題なのは土地の購入だけでは組むことが出来ない住宅ローン。
住宅ローンは建物ありきとなっているので、土地をおさえたらもの凄い速さで家も決めていかないとローンを組むことが難しいのです。
そして土地はどの場所がどのタイミングで出るか予想が付かない為、希望のエリアで希望に沿うものが出てくるかわからない水物です。
どうしても欲しいエリアの土地が高額であっても
不動産屋さんの
「このエリアで他に出てくるかわからない」
「他にも希望している方がいる」
「問い合わせが多い土地なんですよね」
「いつ決まってしまうかわからない」
という言葉に焦ってしまい、予算に見合わない土地を購入してしまうケースも。
高すぎる土地で「建物に予算がまわらず希望通りにならなかった」
となるのは悲しいですよね。
後からもっと良い条件の土地が出てきてしまった場合に
「あっちで決めておけばもっと余裕を持って計画が出来た、、」
という気持ちにもなってしまうかもしれません。
そして土地の形によっては希望の建物が建てられないなんて事もあったりと、
土地を先に決めてしまう事によって思わぬ制限がかかってしまう事もあります。
不動産屋さんは建築会社ではないので「どんな家が建てられるか」なんて事はあまり考えていないという事もしっかり注意しておくことが必要です。
資金計画から始めた場合
では何から始めたらいいの?という方。
賢く家づくりをするのであれば「資金計画」から始める事が正解です。
住宅展示場に行くようなワクワク感はもしかしたら得られないかもしれません。
ですが、家を建てた後のその後の生活まで幸せに暮らせる一番良いパターンです。
自分たちの現状から、未来の予想される出費まで計算し、
いくらの予算なら負担が無く家を建てられるのかを把握する事で、無謀な予算を立てずに済みます。
どんなに夢が膨らんでもボーダーラインの金額がわかっていれば
「一生に一度の買物だから」
と、オプションをバンバン選んだりはしなくなるはずですよね。
住宅ローンの借入限度額は、住宅展示場での案内やインターネットから簡単に計算することが出来ますが、「借りれる額は返せる額」ではありません。
借りるローンの種類や借り方でもその後の生活が変わってしまう可能性があるのです。
そうならないように安心の資金計画をするためには、やはりプロに相談する事が一番。
家族構成・どんな趣味があるか・現在の借入や保険にはどのようなものに入っているか、などなど
内容を細かく見て、家の予算はもちろんお金に係ることもしっかりアドバイスしてくれます。
資金計画をしたらお金に余裕ができて今より貯蓄を増やすことが出来た!
なんて可能性もあるのです。
建物から探し始めるより、土地から探し始めるより、何よりも資金計画から始める事をおすすめします!!
まとめ
「住宅ローン破綻」という言葉はご存知ですか?
住宅金融支援機構の報告書では住宅ローンを組んでいる約3%の人たちが返済が出来ずに破綻しています。
3%って少ない、と思うかもしれませんが「33人に1人」が破綻していると考えると少なくもないはずです。
そして住宅ローンの返済困難に関する相談件数もコロナ禍前に比べ急増しています。
引用:コロナ返済困難者対応(住宅金融支援機構) ※令和2年5月末時点
物価も上昇し、お給料もあまり増えていかないとなればローンにボーナス払いを入れる事も不安です。
退職金でローンの残りを返済しようと思っていても、もしかしたら退職金が出ないなんて事もあるかもしれません。
多額のローンを組んでしまい、後で痛い目に合ってしまわないように充分気をつけるべきです。
住宅ローンの返済に必死で、自分たちの趣味や子供たちのやりたい事にお金を掛けることができず、更には経済状況も変わって金銭面でも不安が増えると夫婦間のケンカも増えていきます。
家を購入したことが直接の原因ではないにしてもそれがきっかけで離婚に至ってしまった。
なんて事はとても哀しいですよね。
そうならないようにしっかり計画を立てて余裕を持った予算額を決めておきましょう。
資金計画ってどこでやればいいの?有料?
と思った方。
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是非一度家づくりの世間話をしにいらしてください。